全社共通システムでの部門別リソース使用量の可視化について

質問

🕓 事例公開日 : 2025-08-05

【背景】

intra-martを全社共通のシステム基盤として導入する計画を進めています。複数部門の業務システムを1つのintra-mart環境で運用する予定ですが、費用負担は各部門が自身のシステム分を負担する方針となっています。そのため、リソース使用状況に基づく費用按分の方法を検討しています。



Q1.

各部門のシステムごとに以下のリソース使用状況を部門単位で把握・可視化することは可能でしょうか?
・CPU使用率
・メモリ使用量
・ストレージ容量の利用状況

Q2.

可視化が可能な場合、どのような手段やツールで実現できるか教えてください。

回答

A1.

現在のAccel-Mart Plusの機能では、ご要望の部門別リソース使用量の可視化を実現することはできません。

CPU使用率・メモリ使用量について:
Javaおよびintra-mart Accel Platformのアーキテクチャ上、実現は困難です。CPU使用率の監視には部門識別子やスクリプトパス等のパラメータが必要で、さらにHTTPリクエスト処理を行うOSプロセスの特定とCPU使用率記録が必要となります。これはAPMツール(Application Performance Monitoring)レベルの実装が必要で、相当な開発コストが発生します。

また、Accel-Mart Plusの標準サービスではOSレベルのカスタマイズは不可のため、この方法は実現できません。

メモリ使用量についても、JVMのヒープメモリは共有領域であり、ガベージコレクションによってオブジェクトの生存期間が不定のため、オブジェクトの所有者特定は極めて困難です。



ストレージ容量について:
intra-mart Accel PlatformおよびAccel-Mart Plusには専用機能はありませんが、条件付きで実現可能な場合があります。ストレージ格納先の規約を設定し(例:部門A→Aディレクトリ、部門B→Bディレクトリ)、その規約に従ってシステムを実装できる場合は、各ディレクトリ配下のファイル容量を定期的に確認することで、部門別のストレージ使用状況を把握することが可能です。



A2.

前述の通り、CPU使用率とメモリ使用量の部門別可視化は技術的制約により実現困難です。

ストレージ使用量については、ファイル格納時の規約設定により実現可能ですが、これは運用ルールの策定とシステム実装が前提となります。

なお、各環境の全体的なリソース状況については、運用管理サイトのリソース表示画面で確認できます。詳細は以下のドキュメントをご参照ください。

Accel-Mart Plus 運用者操作ガイド - リソース表示
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