質問
🕓 事例公開日 : 2026-09-15
【背景】
本番環境でAPサーバを2台構成で運用しているが、2号機で画面処理が正常に完了しないトラブルが発生している。現在は2号機を停止して1号機のみで稼働させているが、早急に原因を特定して復旧したい。2号機を起動すると利用者に影響が出るため、調査が進められない状況にある。Q1. 片方のAPサーバだけを負荷分散から外して、そのサーバに直接アクセスして調査することは可能か?
Q2. 両方のAPサーバが稼働中、自分の端末からは常に1号機にしか接続されない。2号機にも均等にリクエストが届くようにする方法はあるか?ブラウザのキャッシュクリアやプライベートブラウズは有効か?
回答
A1. 片方のAPサーバだけを負荷分散から外して、そのサーバに直接アクセスして調査することは可能か?
Accel-Mart Plusの標準サービスでは、負荷分散装置から特定のAPサーバを意図的に切り離すサービスは提供しておりません。また、仮に切り離しが可能であったとしても、Accel-Mart Plus環境は負荷分散装置経由でのアクセスを前提として構築されています。直接URLでの接続に切り替えるには、接続先URLの変更やバックエンド設定の見直しが必要となるため、切り離しのみでは正常に動作しない可能性があります。
恐れ入りますが、利用者のアクセスが少ない時間帯を選定いただき、その時間帯に1号機を停止して2号機のみを起動した状態で調査を実施していただくようお願いいたします。この方式では、調査時間中はトラブルが発生している2号機のみでの運用となり、利用者への影響を最小化することは難しくなりますが、ご了承ください。A2. 両方のAPサーバが稼働中、自分の端末からは常に1号機にしか接続されない。2号機にも均等にリクエストが届くようにする方法はあるか?ブラウザのキャッシュクリアやプライベートブラウズは有効か?
Accel-Mart Plusの負荷分散装置は、スティッキーセッション方式を採用しており、新規セッションの振り分けにはラウンドロビン方式を使用しています。そのため、セッションが継続している間は、同一のクライアントが同じAPサーバに振り分けられる仕様となっています。新規セッションが発生する際(セッションが未確立の別ブラウザからのアクセス等)は、ラウンドロビン方式によりAPサーバ1号機とAPサーバ2号機へ均等に振り分けられます。ただし、既にセッションが確立された状態でアクセスする場合は、いずれかのサーバがダウンした場合を除き、別のサーバへ切り替わることはありません。
ご質問いただいた2つの方法について、以下のとおり回答いたします。
なお、一般的にブラウザが保持する情報は「ブラウザキャッシュ」と「Cookie」の2つに分けて考えられますが、振り分け先が変わるかどうかは、このうちCookie(セッション情報)が削除されるかどうかによって決まります。以下は「キャッシュのクリア=ブラウザキャッシュの削除のみを指し、Cookieの削除は含まない」という前提での回答となります。
ブラウザキャッシュのクリアについて
上記の前提のとおり、ブラウザキャッシュのみを削除した場合はセッション情報を含むCookieが残るため、振り分け先の変更には影響しません。
プライベートブラウズでの接続について
プライベートブラウズでは、既存のセッション情報を持たない新規セッションとして扱われるため、その時点のラウンドロビンの割り当て状況によっては、APサーバ2号機へ接続される可能性があります。ただし、必ずAPサーバ2号機に接続されることを保証するものではない点にご留意ください。