ClamAVスキャン実行時のメモリ使用率上昇とアラート発報の改善要望

質問

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🕓 事例公開日 : 2024-06-11

【背景】

毎週日曜日の6時にアンチウィルスソフト(ClamAV)のスキャンが実行されるタイミングで、リソース監視のアラートメールが届く状況となっている。



1. 事象

症状の説明:

ClamAVのスキャン処理が動作する時間帯に、メモリ使用率の上昇を検知したアラートメールが配信される。この通知が実際の障害なのか、正常動作の範囲内なのか判別しづらい状況となっている。



2. 発生条件

・毎週日曜日の6:00にClamAVのスキャンが実行されるタイミング
・通常時のメモリ使用率が既に80%前後で推移している環境



3. 懸念事項

・この時間帯にバッチ処理や作業を実施している場合、パフォーマンスへの影響が心配
・ClamAVのメモリ消費を抑える対策が今後実施される予定はあるか
・正常動作によるアラートであれば、メール内容を区別できるようにしてほしい

回答

1. 原因

技術的な原因:

ClamAVのスキャン処理実行時に最大512MBのメモリが消費されるため、通常時のメモリ使用率が既に80%前後で推移している環境では、スキャン実行タイミングで閾値を超えてアラートが発報します。

技術的要因の分析:

・要因1:通常時のメモリ使用率が80%前後で推移 → ベースラインが高い状態
・要因2:ClamAVスキャン実行時に最大512MBのメモリを追加消費 → 一時的にメモリ使用率が上昇
・要因3:長期稼働による残存データの蓄積 → メモリ使用率が徐々に増加
・要因4:サーバ再起動の機会が少ない → メモリの開放が行われない

根本的な要因:

ベースラインのメモリ使用率が高い状態で、定期的なメモリ開放の機会が不足しているため、ClamAVスキャン実行時に閾値を超過しやすい状態となっています。

2. 対応方法

メモリ使用率の改善策:

オフラインバックアップの取得により各サーバが再起動され、使用メモリの開放が実施されます。運用状況が許す場合は、任意の時間帯で定期バックアップのオフラインバックアップ取得をご検討ください。

参考ドキュメント:
・定期バックアップのスケジュール設定:https://aws.accel-mart.com/startup_guide/texts/03_startup/04_backup.html#regular-backup-schedule-setting
・バックアップ仕様:https://aws.accel-mart.com/service_manual/texts/03_specifications/03_system_operations/01_system_operations.html#backup

ClamAVのメモリ制限について:

ClamAVはスキャン時に利用するメモリを512MB以内に制限しており、OS側で制御されているため、それ以上メモリ消費量が増え続けることはありません。

参考ドキュメント:
・ClamAVパラメータ設定:https://aws.accel-mart.com/setting_reference/texts/02_tech_specs/09_anti_virus.html#parameter-settings
※こちらのドキュメントはAccel-Mart Plus契約後にご利用いただけます。

アラートメールの内容区別について:

障害検知メールは正常に動作しております。ご要望として承りました。

3. 補足事項

メモリ使用率は個々の利用状況によって異なるため、一概には申し上げられませんが、通常時で80%前後を消費している環境では、ClamAVスキャン実行時にアラートが発報する可能性があります。稼働し続けている環境では、残存データなどによってメモリ使用率が微増していく傾向がありますので、定期的なメモリ開放をご検討ください。
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